夢のマイホームを手に入れたい!
家族が増えたのをきっかけに家を買おうという方も多いでしょう。
いざ契約となった時、当たり前のように説明されるから意外に気づかない落とし穴もあるんです。
今回は、マイホームを建売で購入する時、ぜひ目を向けてほしいガスの契約についてお伝えします。
物件購入の契約書とは別にある契約書
マイホームは、人生で一番大きな買い物と言われています。
家族が増えたのを機に、自分の家が欲しいなど様々な理由があってマイホームを購入することが多いと思いますが、契約には売買契約の他に別の契約書もあるのです。
意外に見落としがちだったり、契約時に説明されてもそれが”当たり前”だと思ってしまうので、不信感を抱く人も少ないかもしれません。
実は、マイホーム購入契約時には、すでに設置してあるガス会社との契約も交わされるんです。
例えば、購入しようとしている家が3000万円だったとします。
これには、水道管や電気の配線などすべて含まれているはずの金額ですが、なぜかプロパンガスの配管料だけは別になっているんです。
なぜガスの配管だけ別なのか?
どうしてガスの配管だけは別になっているの?と疑問に思いますよね。
それは、不動産会社(物件を建てる会社)とガス会社の間で契約が取り交わされているからです。
ガス会社が配管工事や給湯器を無償で行う(設置)代わりに、自分の会社のガスを使ってねという約束。
物件を購入した際にはガス会社の契約も行っていませんか?
プロパンガスの契約縛り
元々、プロパンガスの契約縛りと言うものはありませんでしたが、プロパンガス自由化になった頃から始まりました。
ほかの業者に切り替えしてほしくない、顧客を引き留めておくためにガス会社が始めたもの。
物件購入の際に、物件購入とガス会社の契約書にサインした時点で契約に同意したことになります。
するとどうなるのか。
契約しているガス会社が、該当物件の配管代や給湯器代を回収しなければガス業者は変更できないことになります。
友人・知人・ご家族に比べると自分の家のガス料金は高いと思うことがあるのは、ご自宅のガス料金に配管代や給湯器代が少しずつ上乗せされている場合もあるからです。
大抵は、10年~15年の契約縛りがあってガス料金が高くても業者を変更できないデメリットが発生しますが、100%ガス会社を変更できない訳ではありません。
ガス会社はずっと変更できない?
契約縛りがあるからといって、ずっと変更できない訳ではありません。
ガス会社によっては、切り替えてくれれば配管代や給湯器代の残金を負担してくれる会社もあるんです。
単価は、通常より10円20円ほど上がってしまいますが、それを踏まえても変更した方が安いという場合は、一度営業の方に相談してみるといいと思います。
ガス業者によっては、残金を負担しないという会社もあるので、営業マンが来た時には聞いてみた方が損しないで済みます。
うちは切り替えできないから、と諦めなくて大丈夫です。
ガスは消耗品。
現代の社会状況を考えれば少しでも節約したいところですね。