ネットワークビジネスは、MLMやダイレクトセリングと呼ばれ、元々はアメリカが発祥の地。簡単に言えば人から人への口コミで、物を流通させる販売手法です。では、今後のネットワークビジネスはどうなっていくのか。今回は、ネットワークビジネスのこれからについて話をしようと思います。
ネットワークビジネス
ネットワークビジネスの実情
ネットワークビジネス企業は、膨大なCM料や宣伝費をかける代わりに、本来かかる広告宣伝費をディストリビューターと呼ばれる会員に、販売実績に応じてコミッションとして支払います。
これにより、ネットワークビジネス素人や主婦でも副業として収入を得たり、中には億単位を得る成功者もいます。
日本では1969年頃、アメリカの企業が日本法人として始まったのが最初で、以来50年の歴史があると言われています。
ただアメリカと違い、日本ではまだ万人に受け入れられていないのが現状でしょう。
ネットワークビジネスの手法は、マルチレベルマーケティングと言って人から人、自分からAさんやBさんにネットワークを広げ、会員となり販売権利や報酬をつなげていくというもの。
現在の日本は、特定商取引法(特商法)という法律の元、「連鎖販売取引」として法的にも認められている販売手法です。
日本のネットワーク草倉期、この口コミビジネスを利用して会員だけを集め、上位の者だけが儲かるという、いわゆる”ねずみ講”や”マルチ商法”といった悪徳商法も横行しました。
こちらは、「無限連鎖講」と言われ、法律により罰せられます。
しかしながら、草創期にねずみ講による多くの被害者を出したのは事実で、このあたりも現在のネットワークビジネスが受け入れられない要因にもなっているようです。
ネットワークビジネス新時代はどう変わる?
現多くの企業が参入しているネットワークビジネス。
ネット社会となる現代では、各企業もHPを持ちPR活動も行っています。
それぞれの会社の規模や特徴を知るのには、とても便利な世の中になりました。
市場規模は8000億ともいわれていますが、売り上げランキング上位の常連といえば、アムウェイや三基商事(ミキプルーン)が代表的です。
取り扱う商品は、サプリメントや化粧品、日用品など消耗品が主。
中には、浄水器や空気清浄機、健康器具など比較的安価なものから高価なものまであります。
総じて言えるのは、すべてリピート商品で一般市販されているものと競合商品であること、物の良し悪しは使った方が決めること。
ノニジュースを日本で初めて取り入れた会社は、モリンダ社しかありませんでしたが、現在では他のネットワークビジネスの会社も取り入れていますし市販もされています。
近年では、電力自由化に伴い、電力のネットワークビジネスも始まりました。
共済という形での乗り換えを薦めることで報酬に繋がるという保険ビジネスや、格安シムに乗り換えてもらって報酬になるというビジネスもあります。
昭和→平成という時代の流れの中で、物販により収入を目指す時代から「節約」しながら報酬アップを目指す時代に変わってきました。
次の時代、ネットワークビジネスはどう変化していくのでしょうか。